(6)本書を活用するには 本書は、進化型(ティール)組織のガイドブックとして参照する価値があります。それだけでなく、進化(ティール)型組織を目指さない場合にも、それぞれの組織運営形態、特に達成型や多元型の組織についても、その特徴や運営のポイントが表形式でコンパクトにまとめられており、組織運営を見直す際の指針となります。...
(4)存在目的(エボルーショナリー・パーポス) さて、組織で働く一人ひとりの人間の価値観が、その組織のもつ価値と一致するのが全体性(ホールネス)であるとして、組織のもつ価値に意味のあるものがどれほどあるのでしょうか。そうした疑問をもちつつ働いている人も多いと思われますが、この点に関して本書は辛辣です。...
(3)全体性(ホールネス)の回復 第二の突破口として挙げられている全体性(ホールネス)というのは、文字を見ただけでは自主経営(セルフ・マネジメント)よりもピンとくるのが難しいかもしれません。...
(2)自主経営(セルフ・マネジメント) 自主経営(セルフ・マネジメント)・全体性(ホールネス)・存在目的(エボルーショナリー・パーポス)という3種類の突破口(ブレイクスルー)から進化(ティール)型組織を描いている本書のなかで、まずは自主経営(セルフ・マネジメント)について紹介してみます。...
ティール組織~マネジメントの常識を覆す次世代型組織 (1)本書の概要 今回、ご紹介するのは、原著が2014年に発行されて以来、組織やリーダーシップに関する分野で注目を集めている本です。 ティール組織~マネジメントの常識を覆す次世代型組織 (フレデリック・ラルー著、鈴木立哉訳、嘉村賢州解説、 英治出版株式会社より2018年1月発行)...