「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(6)...
「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(5) どのような組織においても、働きに応じて適切な処遇が行われて、はじめて人は「ここで働いて良かった」と思い、抽象的な使命感や押し付けられたやりがいではない、本当のやりがいとか組織への帰属意識をもつものです。...
「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(4) ローマ帝国の軍団といっても、毎日々々戦闘行為に従事しているわけではありません。むしろ、戦闘行為に従事しない日々の方が圧倒的に多かったはずです。出撃命令が発せられて、敵がいる地域に進攻していくにしても、行軍や各種の工兵活動に費やされる時間のほうが多いでしょう。...
「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(3) 軍団に入隊したばかりの新兵を待つのは、兵士として戦うことができるようになる訓練です。この訓練を疎かにしては、ローマ軍団の兵士として戦力にならないどころか、実際に戦闘が起こったら確実に死ぬことになります。...
「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(2) 普通の人を戦力化するという、その「普通の人」とはどのような人なのでしょうか。その点をローマ軍に入隊する際に求められる条件から確認しておきましょう。 ・ローマ市民権を持っていること ・独身であること ・五体満足で健康であること...
「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(1) 今からざっと2000年ほど前、地中海や黒海の周辺から北大西洋や北海の沿岸に至る大帝国であったローマ帝国は、その版図に最大で28軍団を配備して、パクス・ロマーナ(ローマの平和)を実現し維持していました。...